
第11回 ピリ辛 経営気まま放談
残暑お見舞い申し上げます
今年はことのほか厳しい暑さの毎日ですが、
早いものでこのコーナー、ピリ辛シリーズも11回目となりました。
当初からの予定では12回(1年間)の区切りまでとしてスタートしました。
次号(満1年)をこのシリーズの最終回とさせて戴きます。
さきの参議員選挙の結果は大方の予想(小生の期待)通り民主党の大敗でしたが、国民の「人を選ぶ目」が少しは良くなったように思えますね。
ただ、最近の風潮の「熱しやすく、惚れやすく、冷めやすい」希望も失望もしなくなった国民感情が気になるところです。
さて、本題の経営談義です。
今回と次回の2回は、企業の経営組織におけるミドルマネジメント(トップに近い上級役職者)の、 私の掲げる10カ条を紹介させて頂いて、このシリーズを終えたいと思います。
幹部社員人事考課のご参考になれば幸いです。
ミドルマネジャーに贈る辛口訓示10カ条
1、 役職者の仕事は、性別や年齢、自賛する経験や与えられた形式肩書きがするのではない。
自他の認める「能力」「人格」「行動力」が仕事をするのである。
業務上の周辺知識や表現力、実行力が伴わないで肩書きを振り回す身分保全の姿は滑稽である。
2、 軽挙甘言を慎め。仕事のできる人間はその場限りの見栄や体裁は期待しない。
安定した誠意の継続を期待するのである。
守れない約束はするな。した約束は身を賭しても守れ。
不勉強を繕うな。謙虚に詫びればいい。知ったふりをするから自分の首を絞めることになり、自分の格を下げ信用をなくす。
3、 威張りや横柄な態度を貫禄と勘違いするな。それは軽薄さのPRにすぎない。
偉そうに見せるのは下っ端心である。賢い人間は対人信頼の物差しを持っている。
部下の相談には親身になって耳と心を傾けよ。立場が変われば部下も親身に応対してくれる。
4、 他人の言をかりて自己の不満を伝えるな。役職者は自身の意志を持って、同調者の言
は参考にとどめよ。周りの人間は時として自分の打算のための発言代役を探している。
5、 自分の責務を補佐してくれる部下には、労いを忘れるな。人間は自分を知ってくれる人のためには労を惜しまないものである。
部下にさせる仕事の難易度や所要労力等は常に把握しておれ。
自分の気が向かないことを部下に押し付けるな。部下の下仕事の責任は自分とその上司にある。
但し、功績は本人のものとして称えろ。
以上が前半の5条です。以下後半は、次号でご紹介いたします。
◆ コラムインコラム
今月も聞いて下さい。本音・上質のボヤキを
テレビやラジオでよく取り上げられる若い人の言葉使いの乱れについて、皆さんはどうお感じですか?
テーマも結論もない「お喋り」は出来でも、整然と筋を通した「お話」は全然できていないと思われませんか。
これはビジネス・営業の世界にも深い関わりを持ちます。
最近の若いビジネスマンの営業マナーの質の低さと言葉の乱れには、目を覆い、耳を塞ぎたくなります。
特に情けないのが電話アポインターのマナー・訪問のマナーです。
まず第一声の挨拶が出来ないですね。まるでお客が電話を待っていたかのような態度です。
馴れ馴れしく横柄に話すのが高度なテクニックだと錯覚しているのか、上司に教えられたのか。
比較的関西・大阪の会社、分けてもIT通信関係業種、資産投資運用業種、広告媒体業種、人材派遣業種などが酷いですね。
これらの業種の共通点は、「生産された形のあるもの」を扱わない業種で、お客の方に知識が比較的薄い業種です。そこに何か因果関係がありそうです。
「テレアポ担当者さん、営業の中間管理職さん、もっと営業の基本を勉強しなさい。
自分の立場、相手への気配り、仕事の目的、誠実な態度、などをしっかり身につけなさい。」
と、教えてやりたいですね。
彼らに仕事を教えている上司の顔、彼らに給料を払っているトップの顔が見たいものです。
高い経費をかけて、わざわざ自社のイメージを悪くPRするような仕事をさせなくてもいいのに!と、いつも思います。
親しみと無礼の区別が、誠実さ謙虚さと泰然毅然の区別がつかないのでしょう。
私は一貫して、無礼な人の話は、どんなにおいしそうに聞こえても信じないことにしています。
ただ、当人は何が「無礼」なのかが解っていないところが困ったものです。
「パソコンが勉強道具」「携帯電話機が友達」で育った人間がこのようになるのでしようね。
昔はよく言われた、勉学の基本としての「読み書き算盤」や
さらに人間の基本としての「礼に始まり礼に終わる」どちらも今では死語になったのでしょうか。
そんな古臭いことを言っていたのでは、時代についていけないのでしょうね。
通信機器文明の発達と、政治の迷走が、魂がこもった営業マンを育てる土壌までもなくしてしまったのでしょうか。
団塊の世代の皆さん如何お思いになりますか。

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