
第3回 経営者のためのメンタルヘルス講座
ニュースで、「新型うつ病」という新しいうつ病についてやっていました。今までのうつ病のようにまじめで責任感の強い人が仕事でもプライベートでもうつ状態になるのに対して、若い人を中心に、職場でのみうつ状態になり、プライベートでは通常通り活動できる。という症状のようです。
医者としては今までのうつ病と違って、投薬が効果が無いので、新しい分類として「新型うつ病」と名づけたようです。
この症状は、不登校と同じ系統の症状なのですが、不登校を上手く解消できないのと同じように、新型うつ病も一般的な心理学では本当の解決には至らないかもしれなせん。
このコラムでは、「心の最も深い領域まで扱える心理学」をベースに、「みんなが本当に幸せになっていく」ためのお話をお伝えしてゆきます。
Studio Grace 代表 青野浩一
今回のテーマは「マイナス思考」と「プラス思考」についての第一話です。
よく、あの人は「マイナス思考」だから・・・とか、私は「プラス思考」だから・・・と言うように、「プラス思考・マイナス思考」と言う言葉が人の性質を表す言葉として使われています。
多くの場合、マイナス思考は良くない意味で、プラス思考は良い意味で使われています。
が、このプラス思考・マイナス思考と言う「表現自体」が一つの問題を含んでいます。私はそれを『マイナス思考の罠』と呼んでいます。
『マイナス思考の罠』と言うのはどんなものかと言うと、「マイナス思考は良くない事だ」と思うことで、物事をマイナスに考えた時に、「あ~やっぱり私はマイナス思考だからだめなんだ・・・」と更にマイナス思考になり、マイナスのスパイラルが始まってしまいます。
マイナス思考と言われる人は、まずマイナスから考え始める人のことです。
また、このマイナスのスパイラルから抜け出せなくなっている人も居ます。
これは少し問題です。発展するとうつ状態になるケースもあります。
では、本当にマイナス思考は良くなくて、プラス思考は良いことなのでしょうか?
これは、長所と短所が見方によるのと同じで、マイナス思考は「慎重」で、「思慮深い」とも表現できます。
しかし「幸せになる」と言う意味では、プラス思考の人のほうが幸せになる可能性が高くなります。
これは、プラス思考の人は変化に対する恐れが少ないので、色々な物事にチャレンジするからです。
「変化は全てプラス」と言う「心が人生を作っている法則」があります。
マイナス思考の人は変化を選ばないことが多いので、人生が変わっていかないので、幸せになるのにえらく時間がかかってしまうのです。
では日本人にはマイナス思考とプラス思考とどちらの人が多いのでしょうか?
・・・・・・
実は、日本人にはマイナス思考の人がとても沢山居ます。
私はマイナス思考で・・・と悩んでいる人はご安心下さい(笑)
これは、日本人の子育ての流儀に一つの原因があります。
日本人は子供に注意する時に、
「怪我するから止めなさい」
「宿題しないと先生に怒られるよ」
「食べ過ぎたらお腹が痛くなるよ」
「勉強しないと良い学校に行けないよ」
と言う、マイナスの結果を脅しに使って言うことを聞かせようします。
同じ事を表現したい時に
「こうしたら大丈夫だよ」
「宿題ちゃんとしたら先生にほめられるよ」
「おなかにちょうど良い量をゆっくり食べようね」
「勉強したら好きな学校を選べるよ」
と、プラスの表現をすることも出来るのですが、親からマイナスの表現で育てられて来た私達は自分が親になったときにも無意識にそのパターンで子供に表現してしまうのです。
私達が人生で身につける「パターンや癖」が人生を作っている一つの要素なのです。
「行動・ふるまいの癖」
「思考・考え方の癖」
「感情・感じ方の癖」
この3つが人生に影響を与えています。
「マイナス思考」と言うのはこの「思考・考え方の癖」の一つです。
ここで重要なのは、「癖」と言うのは「後天的に身につけたものである」という事です。これは、生まれたばかりの赤ん坊を考えてみれば分かります。
「おかーちゃん、おっぱいくれへんかったらどうしよう・・・」って悩んでる赤ん坊見たことありますか?想像したら結構怖いですよね(笑)
このような後天的に獲得した「癖」は直せます。
お箸の持ち方や鉛筆の持ち方の癖は努力すれば直せるのと同じです。
むろん、マイナス思考の原因は「癖」だけではありません。
「トラウマ」によってマイナス思考になっている場合や、それ以外にも心のもっと深い領域に原因があってマイナス思考になっている場合もあります。
この場合は、ごく一部の専門家にしか扱えないので、私共にご相談いただくとして「癖」については、皆さんが日常で気をつけることで、徐々に変えていくことが出来ます。
第ニ話ではその方法をご紹介します。

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