第8回
ピリ辛 経営気まま放談
目先のことではあっても、景気回復の淡い兆しが伝えられるなか、経営破たんの興味深い(不謹慎?)二つの対照的なニュースがありました。
例によって、偏見による無責任放談ですがお付き合いください。
ひとつは元阪神タイガースの人気選手掛布雅之さんの自宅が競売となり、破産の危機に瀕しているというニュース。負債総額は2億円とか。
あの有名人にしてはそれ位の負債額なら、たいしたことではないとも思えますが実際には有名人が故の複雑な事情がありそうですね。
辛口で言わせて頂くなら、
「野球の解説や、タレントパフォーマンスはプロ級でも、経営は素人以下」と言わざるを得ません。
この「以下」に意味があると思います。
普通の「経営素人」の人なら、自分の志と貴重な資金で事業を起こせば、自身が一生懸命に経営の勉強をするでしょうし、そうした努力と誠実の精神が周りの関係者に伝わって協力が得られたり、適切な危機管理ができたりするものです。
有名人としての奢りと馬鹿げた体裁意識が招いた、素人以下の結果と言えます。
掛布さんに経営ポリシーや企業トップとしての使命感があったのでしょうか?
自身の本分を忘れてはいなかったでしょうか?
自己の債務不履行は違約(経営ルール違反)行為という自覚があったのでしょうか?
野球のルールや技術・精神については大きな口をたたいて大物気取りで金を儲けていても、人様を巻き込んで手をそめた「経営」のルールや精神はズブの素人で、代理人任せの実業家気取りでした。
せめて球団フロントサイドの経験とか、監督やコーチでの組織的なマネジメント経験、育成人事で苦労をした経験でもあれば結果は違っていたことでしょう。
経営的な大事に至るまでに、代理人任せではなく自身の誠実で謙虚な態度で、経営努力・返済努力をしたのでしょうか。
代理人やコンサルタントは自己の利益第一主義の商売人で、事が大きくなるほどいい儲けになりますから、経営の危機管理には役に立たないことも掛布さんは知らなかったと思います。
まさにオーナ個人の独裁的経営の弱点から来た結末ですね。
さて、もう一件は
英会話のジオスの破綻のニュースです。 負債総額は75億と言われます。
全国組織で320校の事業拠点、うち99校を閉鎖し、G社に経営譲渡するそうすね。
報道によれば、破産公示の前日に契約させられた受講生の人がいましたが、これには驚かされました。
この一件から見ても、組織の統制や倫理マネジメントが機能していなかった事が覗えます。
それを裏付けるように、破産の手続き申請についても組織内の意思決定に足並みの乱れが見られ、
「手続きは一部取締り役員の独断で、会社の総意ではない」との社長のコメントも報道されています。
信じられないような、低レベルの話ですね。
「経営の危機管理の手遅れが破綻の一因だ」と当の取締役は言っているようですが、ここにも肥大した組織であるが故の不調和と経営基盤の弱質さが見てとれますね。
この二つの会社の破綻に限らず、同じような事例を見て思うことは、規模の大小にかかわらず、事業経営ということに対するトップの、心・倫理感の欠如です。
自己資金がなくても、人気があって、コネ(いわゆる人脈)づくりのコンサルタントがいれば、経営能力や事業者精神はなくても簡単に社長の椅子に座れるという社会的な背景にも一因がありと思いますね。
経済の活性化と雇用促進と言う大義名分の政策の陰で、脆弱会社の乱造と、規模体裁の拡大を優先主義とする経営姿勢の会社が目立って仕方ありません。
少し話が飛躍しますがバブルの崩壊後、団塊の世代からの世代交代もあって日本の企業の人間的質は、明らかに低下しているように思えます。
先だって発表された、アメリカ・フォーズ誌の世界優良企業番付2010年版では、
前年度は世界100位に11社あった日本企業が3社に激減し、前年世界3位のトヨタが実に360位に凋落したとあります。
世界中の人の日本人を見る目と、日本人への期待が低下したように思えて仕方ありません。
あの松下幸之助さんの言葉
『あなたの会社は何を作っている会社ですかと聞かれたら、
「松下は、人を作っている会社です」と答えます』 が、思いだされますね。
因みに、100位以内の日本企業は、NTTが41位 三菱商事78位 本多技研86位、となっています。ここでも中国勢の躍進が目立つそうです。
このような日本の企業の破綻例も国際的な信頼度後退も、今の政治屋たちのあの情けない体たらくと無関係ではないと思いますが如何でしょうか。
第7回
ピリ辛 経営気まま放談
先日の、ある四大新聞の興味深い記事から、
「もやし 鍋もの お笑い番組」この三つの共通点は?
いずれも不況のときに、家庭で人気が高まるものだそうですね。
比較的安価で栄養があり、調理法の多い食材として、もやしがよく買われ、家族みんなで団欒が楽しめて安上がりの鍋物の食事が多くなり、テレビのお笑い番組を見て不況を笑い飛ばそうと言う事でしょう。
景気は「着実な回復基調、上半期に最悪状態を脱し、第3四半期以降は回復基調」と報じられました。
ただし、地域 規模 業種によってばらつきがあり、自立性はなく楽観は許されない・・・と付け加えてありました。
内閣の支持率が下がると、景気予測は上向くと報じるのかと、笑い飛ばす気にもなれず、ひねくれて苦笑もしたくもなります。
中小零細企業、なかでも流通・サービス業ではまだまだ実感には程遠く、本物の景気回復は中小零細企業の好況が実感できたときですね。ここが勝負どころで、的確なマネジメントと舵取りが求められます。
さて、本題ですが、前回は経営トップマネジメントの基本の一つである、「営業と経営の分離概念」を切り口に提起させて頂きました。事例にはお心当たりのある方も多いと思います。
今回は経営の理念倫理について思うことを、例によって無責任な気まま放談ですがお付き合い下さい。
小社の創業(昭和61年)時に、私自身の誓約のような心境で考えて、今日までどんな苦境のときもブレルことなく心がけてきた四つの会社理念のうちの一つを改めてご紹介します。
「企業の目的の最終は、利益を得る事だけではない 得た利益の使い方である」です。
「得た利益の使い方」これがとても難しいですね。ある意味では、「得る」事よりも難しいと思うことがありました。
徹底したお客志向と、ご協力機関ご関係者への還元志向で利益(資金)処理と活用重視し、それを実行している限り好不況の大波はあっても、倒産の危険は絶対に無いとの信念でいまに至っています。
今後のことは分かりませんが、先行き不透明なこの時期、あくまでも謙虚に「勝とう」の前に「負けまい」の精神を座右の銘にしたいと考えます。
「負けまい」の方が「勝とう」より成就の確率は高く、手段としての難易度もコストも低いことは明白です。
但し、この場合に重要なことは、組織の人たちに当面の「夢」を小さく感じさせてしまうことによる士気とモラルの低下をさせないトップの指導力と、熱血マネジメントが求められますね。
余談ですが、前々回(第5回)でご紹介した経営不調のA社さんの後日談です。
典型的な「マネジメント機能皆無でお客志向なし、経営倫理は軟弱、社長の目前利益最優先経営」の、創業間もない小さな会社でした。
収益好調時の鼻息は荒く、ゴルフ三昧で善意の諌言にも耳を貸さない社長の超ワンマンの盲目経営でした。
あの直後に会社所在地を最適立地の市内から、市外の郊外に移転し、出先拠点を廃止して固定費の削減と、景気の好転を期待して再起を計りましたが、とき既におそし。それ以前に、問題の本質認識の欠落で深刻な状態です。幾人かの社員さんも減給々々の連続の不安で仕事どころではないと言う悪循環です。
社員さんは外部の取引関係先に、愚痴のはけ口を求め(暗い周波を発信し)ますから、業績は何をか言わんやです。
トップは利益好調時の非常識な高額報酬の蓄えでの悠々の生活で、社員の無能を叱責するだけ。
のこのような例は意外と多い事でしょうね。
好調時は更に気を引き締めて初心を忘れず、浮かれず。やがて来るかもしれない不況に備えた適切な手を打ち、不調時にも恐れをなさず原点に返って「堅実」に徹する。 これでICOYAです。
折から、桜前線最盛、明るさ満開の日本列島です。
「明日あると想う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」(親鸞聖人)の、学びの経営心で、今回を締めくくりたいと思います。
第6回
ピリ辛 経営気まま放談
2番底不安なんて甘い!小沢不況、政治不信・・・不況で3番底も覚悟
混迷の年度末に想う 組織経営の基本
早いものでこのコラムコーナーも6回目になりました。
昨年9月、ICOYAの立ち上がりの際に投稿を仰せつかり自身の不肖も省みず、初回だけでも
「何かの賑わいにでもお役にたてば・・・」
と、無責任とも言える軽い気持ちでお引受けさせて頂いたのが、ご高覧頂いた皆様の、労りの有難いお言葉を頂きいい気になり今回に至りました。
例によって「自分の事は棚に上げて」 の、言いたい放題で誠に汗顔の至りですが向後もお付き合い頂けるでしょうか。
先月、節分の豆に願いをこめて不況と不信の鬼を追い払い、なんとか好況の福を呼ぼうとした切実な願いも虚しく、景気は好転の兆しも見えません。
それどころか、金融筋財界では、まだまだ悪くなるとの激辛予測も燻っているようです。
先日ある銀行マンと個人的に話しましたが、言い難いけれども、と前置きして「景気は2番底では留まらないかもしれない」と。「今の状態が普通だと見た方がいいのかも」とも。
このような背景・環境にあって企業は未来に向かってこの難関をどう乗り越え、社会的責任をどのように果たしていくかを前向きに考えるとき、その糸口に原点回帰の言葉を借りてみましょう。
「年寄りの冷や水」と言われるかもしれませんが・・・。
昭和の団塊の時代が懐かしく思い起こされます。
当時、巷では根性論のヒーローやドラマが花盛り、ヒットする歌は人生の応援歌と不遇の愛恋もの。
国民全体が「経済の成長・消費の拡大・豊かな暮らし」の共通した目標のような意識に、ある種の愛国心が絡み合って結合し、相乗的なエネルギーを発揮して経済や文化を押し上げていました。
価値観や倫理にまとまりと秩序がありました。
国際的に「日本式経営」の神話を知らしめ、世界の名門企業が次々とジャパニーズマネーのパワーに屈していました。日本人であることが誇らしい気持ちになったものですね。
しかしその後の反動の大きさとその後遺症(不治の病の様な)は周知の通りで今日に至っています。
今では、日本人でいることが世界に対して肩身の狭い思いを感じる人もいることでしょう。
企業も政治も、どこかに「日本人の心の大切なもの」を置き忘れているように思えてなりませんね。
この期に及んでも、まだあのころの夢を追いかけて、「右肩上がりの経済原理」の幻惑で政策を追いかけている「お金持ち坊ちゃん」と「悪ガキ大将兄貴分」の政治は、心ある日本人の心情からは遊離していて頼りには出来ません。国全体が組織のまとまりを欠いてしまっていますね。
経済大国日本の再出発に、我が国の歴史では「士農工商」と最下位の身分に置かれていた商人(企業)の組織が主役になって、不況と不信の打開をしたいものです。
バブル経済の崩壊後、これからはワンマン経営的な個人の働きではなく「組織の能力と働き」が企業の盛衰を分ける時代だと言われて久しくなります。
あの、国民的大ベストセラーと言われた山崎豊子さん大作でテレビドラマ化放送中の「不毛地帯」でもラストのクライマックスでは、主人公のこのメッセージで締めくくっています。
ヒーロー的な個人の力による企業の栄華成功は来るべき企業寿命終焉の過程にすぎないと言う訳です。
人間に寿命があるように企業の寿命も無限ではないどころか、昭和の時代より短命となっています。
このことは、毎年の企業倒産件数の増加が物語っています
いまは、多くの業界で「起業」の数を「廃業」の数が上回っていると言われ、企業にも
特に私達小規模企業や、新規起業の経営の健全な成長と長寿をめざすには
「営・経の分離」の概念と機能を発揮させる組織的なトップマネジメントが企業長寿の要件。
- ・営業トップはあくなき利益追求が役割で、アクセル(加速)とハンドル機能を受け持つ。
- ・経営トップは、得た利益を「使命感と信念の使途」が役割で、組織のコース取りとブレーキと整備機能を受け持つ。
特に大切なのは収支予算管理において、営業サイドの予算と経営・管理サイドの予算の分立概念です。
小規模企業、分けても起業者のワンマン企業では、この二つの宿命的に対立する役割を一人で担う(実際には至難の業です)のが実情ですから追い風の時には破竹の進撃をしますが、逆風を受けた時は組織的な意思決定(コース取り)ができず、打つ手に窮して、もろくも命運尽きることになりやすいのです。
いままで進撃できた成果を、自身の実力と錯覚して慢心してしまうのですね。
小生の、軽少なビジネス経験の中にも、こうした事例を多く見聞きしただけではなく、その悲惨な渦中に身を置かされたことがあります。
組織としての機能がなくヒーロー気取りのアクセルだけの無謀運転経営だったのです。
まさにノムさん(前楽天球団監督)の言う「負けに不思議なし」です。
こうした教訓をすぐに取り入れられ実践できるのが私達小企業の有利なところで有る筈ですね。
「大阪を、関西を、元気にしよう! 日本の企業に刺激を発信しよう!」が、合言葉の戦略デスクICOYAグループの、組織的で戦略的な企業支援体制が益々期待されます。
ICOYAで早く新日本式組織経営を実践し、日本企業人の誇りを取り戻す端緒に一役買いましょう。
御精読ありがとうございます。忌憚のないご意見お聞かせ下さい。
第5回
ピリ辛 経営気まま放談、節分・立春に想う

節分は「年を分ける」と言われ、旧暦の大晦日にあたる日。
古来人々の魂と善の霊がこもると言われる穀物の、豆(魔目)をまき(追難式)一年の邪や魔を追い払い新しい年に福(冨)を呼び込むという古来の風習は今も親しまれています。
今の日本の政治・経済の醜態は、まさに国民の「魂の豆まき」が必要ですね。
作り笑顔の仮面をした「小・鳩」の、邪政悪政を追い払い、善政に改めさせる良識・厳正な豆をまきたいものです。
しかし追っても追っても、吹き出物のように次から次へと出てくる悪鬼の面相、濁り目の政治家の「金権スキャンダル」話題にするのも嫌になります。
昨年の、あのマニフェストで公約した飴まき政策は、支持率集めと、身に覚えのあるうしろめたさの、国民へのカモフラージュ・迷彩だったのしょうか。
さて、ICOYAの地元の大阪に目を移しますと、先日の年頭所信で、今年の大阪の府市政の、財政再建スローガンに、橋本知事は「進」の文字と平松市長は「人間力」という文字をそれぞれ色紙に書かれていました。お二人の人柄や性格がよく表れていて妙ですね。
橋本知事の「進」は、具体的な目標が出来ており、それに向かって苦難を乗り越えて進もうとする若さと、ひたむきな感じがあって好感が持てました。吹き交う風に煽られても、斜めにではなくまっすぐに進んでほしいものです。私たちICOYAのスローガン「関西を元気に!」を改めて、思い起こしました。
一方、平松市長の「人間力」は、まさに私たち経営者にも当てはまる至極のキーワードですね。
最も当然のことであり、常に語られ教えられていて、なお最も難しいことでもありますね。
人間力を発揮するのも、発揮させるのも、評価するのも、仕分けするのも「神ならぬ人間」ですから。
この春3月には、全国で25万人の期間契約社員が解雇失業すると言われています。身につまされる話です。
迅速で的確な景気対策と雇用対策が待たれますが、今の政治家の「人間力」では、期待ができるでしょうか。
正月の仕事始めの日に、小生の会社に新年のご挨拶の来訪を受けた二人の若い小規模会社社長の、対照的で興味深い、「人間力」に関わる話です。極度の経営不振のA社長と、経営が隆盛満帆のB社長の採用人事の話題でした。
A社長「古くからの幹部社員達に営業を担当させているが、成績が全く上がらないばかりか、取引先との懇意癒着をいいことに背信行為の噂まで聞くに至って、追及減給したら辞意を表明された。
急に辞められると困るので留意している。補充対策のハローワーク募集では、すごく多くの応募者が来たが仕事のやる気を感じる者はいなく、待遇条件の質問ばかりで嫌になったが、仕方なく一人仮採用した。人は余っていると言うがろくな人間はいないようだ。」
B社長「今が人材投資の絶好のチャンスだ。人手は不足ではないけれど、事業の拡張も考えてハローワークに求人募集をしたら、捌ききれないくらいの応募があった。話をよく聞いてみると、多くの人が異口同音に30社50社の応募面接を繰り返しているが採用が決まらずにいる。私を使って頂けるなら条件は厭わず、どんな仕事でもしますと、本音で話してくれた。どれを採っても期待ができそうで選考に苦労した。いまはいい人材がたくさん埋もれている」
以上が話の要約ですが、皆さんはどうお感じになりますか。同じハローワーク経路募集で、時期も職種も似ている事ですから、同じ人が両社に面接していることも考えられますね。
このお二人の社長との懇談から感じたことは、A社は過去に、仕事ができる人材が辞めてしまってイエスマンで仕事ができない人が残っている。B社は、仕事のできない人は、できる人材にチェンジが出来ている。ということでした。
私は、先だってICOYAの集いで吉岡社長が話された、「人間周波数の発信と感応の神秘」の話がまさにこれだと思いました。
人にはそれぞれ環境や状況、心がけや修練によって発する周波と感応する周波に違いがあり、この事から生じる人間関係の妙が経営にも、家庭にも人生にも運命的な明暗の違いを生じさせるという話でした。
経営や政治でリーダーの発する周波と社員・国民の発する周波と相互の感知力との果実が、
「進」と「人間力」なのですね。
今年はICOYAの会員グループも、大きな「進」をしましょう。
第4回
ピリ辛 「お屠蘇気分」の経営気まま放談
ICOYAご愛顧、ご関係各位の皆様
新年明けましておめでとうございます。謹んで御祝辞を申し上げます。
新年早々の私見で恐縮ですが、こうして皆様に年頭のご挨拶ができることから始まる今年のスタートを
ありがたく幸せに思っています。
私たちICOYA会員にはいいことがあり続ける年だと祈念して、自身に約束の2010年マニフェストを心に秘めて、ボルテージを倍加させてのご挨拶でございます。
振り返りますと昨年の日本は派遣村ニュースで明け、新型インフルエンザの拡大と米国の新大統領オバマ政権誕
生と、鳩山新政権の迷走で揺れて暮れた1年でした。
それにしても人間はお金がありすぎると、扱い方が分からなくなるものなのでしょうか。
地獄の沙汰も金次第と言いますが鳩山家には、栄華の果ての金あまりですね。一般庶民にとっては、一度体験し
てみたいものですね。
鳩山新政権は難儀な宿題を多く抱えての、「越すに越されず、越されずに越す」で年を跨いだ感じで、
「ストレス酒」に二日酔い症候群の新年だと思えますが皆様のご意見は如何でしょうか。
今年2010年はトラ(寅)年ですね、政界のお偉方先生には「マニフェスト始末のストレス酒に酩酊のトラ」にならないようしてほしいものですね。
昔から寅年は、変事、争いがよく起る年と言われています。12年前の1998年寅年は、小渕内閣が解散して森総理に政権が変わった年でした。世界的には異常気象となり、ロシアの通貨危機が起きた年でした。
さて今年は?と考えてしまいますね。
21世紀の助走10年を迎えた日本、自身の金と保身と見栄に「秀才」の政治家より、国民のための「心才」のある人物、指導者が必要ですね。
われわれ中小企業経営者にもこのことが今年は一層求められると思います。
敢えてもう少し現実を振り返りますと、昨年の企業倒産件数は、14,000件超で過去最高。
連続6年2ケタ以上の伸び率という不名誉な新記録をつくったようです。実に1日に40社が倒産したことになりますね。こうした事例には共通する「法則」があると言われます。その法則の検証は向後にゆずることにしますが、その陰で、幾人の社員や家族や関係者が不運不幸を見たことかと思うと気が引き締まる思いです。
「他山の石」として、この現実を貴重な教訓とし、勇猛果敢且つ冷静に経営の舵取りをしていきたいものです。
世間の景気が追い風の時には許された「待てば海路の日和あり」や「鳴かざれば鳴くまで待とうホトトギス」の教えは、今年は期待できませんね。
とくに関西、なかでも我が大阪は、太閤浪花のド根性よろしく「鳴かせてみようホトトギス」の智恵と勇気、そしていい仲間との相互協力・チームワークで、不況に終止符を打ち、「OSAKA上昇復権元年」にしてICOYA!と気合を入れましょう。
商売の郷大阪です。最近見られる「国民のお金の使い惜しみ病」で活性を忘れた消費者をICOYA処方の特効薬で、副作用なく大阪から全国へ快方に向かわせましょう。
諸兄の御意見を期待します。
第3回
ピリ辛経営 気まま放談 (注:今回は辛さ控え目です)
今年の流行語候補に・・・?「事業仕分」・・・
目的なのか手段なのか?
このところ、新聞やテレビを賑わしている「事業仕分」という言葉。
例によって岡目八目のひねくれ眼で考えますと、「いまさら何でや!」の感ですね。
「こんな当たり前のことを大げさに取り立てて」と思われませんか?
政治屋さんと報道屋さんのマッチでのPRに思えて仕方がありません。
こんな事を大きなニュースにしなければならない経済事情と、私利私権優先の政治の実情は深刻ですね。
予算(金)が絶対的に足りないなか、利息の付く借金をして人気保持施策のためとも言える金を使わなければならないのだから、その優先順位や費用対効果を厳しく多角的総合的にシュミレーションするのは、高い給料を国民の税金からもらっている公僕としては当たり前のことですね。
家庭でいえば破産、企業でいえば倒産寸前の末期的症状に似ていませんか。
無責任な憎まれ口はこれくらいに・・・・お読み頂く皆様の中からは、
「素人が訳も分からずになにを言うか!」とお叱りが出そうです。
小社でも、この「事業仕分」という言葉をいいきっかけに、前向きな応用に取り組んでみました。
経費部門、顧客営業部門、商品在庫、家具備品資材、予定している広告宣伝、販促予算など・・・。
これまでも常に断片的には意識は持っていましたが、トータルに集中的なテーマとして「仕分け・見直し」してみると、習慣性で見過ごしていた重要度(不要度)や急要度(実施タイミング)に多くの改変点と、廃止項目と追加項目を発見できました。
早速できるものから実行に移し、社内の物心両面での効率効果と、みんなの意識の共有効果(将来効果)が得られたようです。
誰もがニュースで見聞きしたフレーズなので馴染みやすく社員達への浸透も早くスムースにいきました。
先日の、ICOYA第1回セミナーでのテーマ「総合的なコストマネジメントのすすめ」の講師の榛木氏の興味深いお話もまさに当を得た「事業仕分」の経費部門の提案でしたね。
小社では、さらに「総合的コストマネジメント」を榛木さんに相談しようと考えています。
この「事業仕分」で最も重要なポイントは、例えば、経費予算の修正や新設・廃止などによって、
「角を矯めて 牛を殺す」(※1)でさらに不況にならないような運用と人的アフターケアですね。
高度長期の「豪勢浪費も心の必要悪」とまでは言わないまでも、「締めすぎによる人心の意気低下」となると深刻な逆効果になりますね。
このミスは修復コストと時間が大変です。
適正な「仕分け」によって生み出されたメリット部分を上乗せ予算として、いかに次の付加価値に繋げるかが経営の妙味と言えますね。
冒頭の、政治屋さんにも求められる重要な仕事だと思いますが現場を直接知らない持ち回り閣僚人事では「仕分け」が手段にならず結論になってしまい、目的のための事後ケアは期待薄ですね。
政治の「事業仕分」も経営の「コストマネジメント」も、目的ではなく改革の手段にしたいものです。
小社の仕事訓の一部をご紹介します
「目的を知って手段を取れ、手段を仕事の目的にするな」
ICOYA会員企業の皆様との情報交換と、これから新規にご加入の皆様との元気な交流を期待しています。
(※1)曲った角を矯正しようとして肝心の牛を死なせてしまう。のことわざ
第2回
ピリ辛経営 気まま放談
「関西の企業人よ、もっと己を知ろう」
古来から言い古された、戦(いくさ)の格言「敵を知り己を知りえば、百戦危うしからず」はご存じない人はないでしょう。
戦国武将の生き様を描いた歴史ものが企業人の人気を集めている今、この古い格言を今一度、深く広く吟味してみたいものですね。
経営用語に良く使われる「戦略・戦術」は元々、戦の用語だと言われています。「経営・マネジメント」の概念と常に並び語られます。
あの、豊臣秀吉は全盛期まで、まさに百戦百勝の負け無し。彼が戦を開始したときは、すでに勝利は決まっていて、あとはその確認手順と事後の政治的処理だけであったと言われています。
これはまさに「敵と己」を知り尽くした果実といえますね。智謀では強力ライバルとされた、己を知り得なかった明智光秀の三日天下(実際は10日余とされています)とは好対照で、いい反面教師といえますね。
さて、前置きが長くなりました。
関西の経営者諸兄、新内閣となったいま、もっともっと「経営元気」を発揮・顕示してほしいものですね。
関西、なかでも大阪にしかない、全国に優越し世界に通じる「経営元気の資源」がたくさんあると聞きます。
その経営資源には技術的なものだけでなく、関西人の伝統的な心意気といった感覚的なものも貴重な資源だと思いますが、経営に発揮されているように思えませんね。
それ(己)をもっとよく知り合い、大阪がハブとなって発揮することから元気発信が始まると思いますが如何でしょう。
関西の意気高揚の場面でよく言われますが、単純に「東京に追いつけ、追い越せ」なんて、真似とと知恵だけで考えるから余計に東京に、世界に遅れをとると思います。「東官西魂※」の経営土壌の違いと、己を知ろうとしない顕著な例ですね。
頭とパソコンだけで経営しようとするから頭が疲れる。パソコンには心も魂もありません。心を使わない(鍛えない)から心も弱くなる。経営の腰が据わらない・・と思われませんか。
勇気と信念と情熱を持って、知恵と「ハートと体をつかう経営」取り戻してみては・・・・。
己と敵(市場性・競争環境)をよく知れば答えは自然に出てくるはずですね。
「汗を出せ、汗が出ないものは知恵を出せ、両方出せない者は黙って去れ」と教えられた団塊の世代を経験し、日本のGNPを世界一に成し遂げた、時代のヒーローの精神はどこに置き忘れたのでしょうかね
寂しいことは、今その話を持ち出すと「古臭いよ!時代が違うよ!」と片付けられてしまうことです。
あの時代の「心地よい疲労感と達成感」
その疲労感が粗食を旨くし、その後姿を家族や子供に誇示していたときの幸福感は・・・
それを懐かしむのは、とるに足らないノスタルジーでしょうか。
前述の秀吉と光秀の例えが、改めて何かを示唆しているように思えますね・
「額に汗して多く働くこと」の美徳を経営のベースにする限り、不況は長居せずに逃げていくと思います。
関西の経営者の皆さん、ICOYAの戦略デスクのテーブルで、こんな言いたい放題で、懇親の握手をし合いませんか。若い経営者の皆さんからも、もっと辛口のご意見もお聞かせ下さい。
第1回
ピリ辛経営談義
「政権交代」岡目八目・・・
関西人よ、企業人よ「与えられっ子」になるな!
わが国の政治は民主党が自民党に変わって政権交代を果たし、新内閣のお偉いさんたちは挙ってマスコミを煽り「歴史的な変革!・日本を変える!」と、張り切り、人気(支持率)取り演技をしています。
早速の世論アンケート調査では、新内閣支持率75%と報じられています。
経営者諸兄はどのようにお受けとめでしょうか?そのまま信じてただ期待をしていればいいのでしょうか?
景気は良くなるのでしょうか?自社の経営は安定するのでしょうか?
選挙での票集めキャンペーンのような、あたかもスーパーのバーゲン広告のような各党のマニフェスト、両の目を良く開いてみると・・・。
あれも無料にします、これも支援します。年金は減らしません、消費税率は上げません、国際社会とはうまくやっていき日本の地位を向上させます等々、それは嬉しい事ばかり並んでいます。
誰一人として厳しい日本の現実を正しく説明し、それを乗り切るために、
「国が自分に何をしてくれるかを問う前に、自分が国の将来のために何が出来るか」を問うてほしい。
「このマニュフェスト実行のためには、このところは歯を食いしばってでも我慢して、頑張って欲しい」と力説した人はいませんでしたね。
企業に置き換えれば「会社が自分に何をしてくれるか、ではなく自分が会社のためになにができるか」となります。
世界でもトップクラスといっていい知能と、仕事力、誠実勤勉性のある日本人が、これだけの「栄養アメ」を与えられないと元気に生きて行けないのか?仕事に精を出せないのか?日本の将来は大丈夫か?と思うのは私だけでしょうか?
「アメとムチ」という言葉がありますが、日本の政治家たちはアメを与えることしか知恵がないのかと思いますね。子供の教育に例えても、欲しい物は何でも与えられて育った子はどんな社会人に育っているでしょうか。子供のためと思った「適度で温かいムチと頑張らせる指導」は絶対必要と思いますが。政治家、指導者といわれる方にもこの原理を、信念を持って国民に、経済界に、会社で働く人たちに、発信してほしいものですね。
こうした「与えられ症候群」を中小企業の社長さんや、ひいては社員さんにも蔓延させてはいけません。与えられることに慣れてしまった人間は感謝を忘れ、限りなく「不満の菌」を増長させるものです。経営が必ずしも順調でない会社の経営者や社員が「与えられる」のを期待して待っているだけで景気が良くなるはずがありませんから。
組織力で共有できる、戦略的で実行可能な具体的経営指針を立て「勇気と信念と情熱持って実践していく」・・・・
ICOYAの会員企業は、このような考え方に共鳴し合って、共に行動していただける同志の集合にしたいものですね。

ICOYA会員番号016
株式会社アイリカ 代表取締役 清水 一



ピリ辛経営談義
戦略企画会議の運営